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◯ー◯ ? [日本語]

先日、マイナンバーカードを受け取りに
市役所へ行ったときのこと。

ブースに案内され、
係の女性が、アクリル板越しに
出来上がったカードを こちらへ 見せながら
説明してくださるのだが、
マスクのせいもあって、聞き取りづらい。

「この目隠し部分は、◯ー◯に付いてるものなので・・・」
「??・・・えっ?」
「この目隠し部分は、◯ー◯に付いているものなので・・・」

???

やはり なんと言っているのかわからないが、
先に進めてもらうために、とりあえず、
頷いておく。


係の女性は、カードを つまみ、
カードが入っている透明の袋から 出し入れする様子を
私に示しながら、説明を続けた。

「ですので、カードを提示する場合には、
このように、◯ー◯に入れたままで 大丈夫です。」


ここまで説明されて、数秒後、
ようやく、相手の言葉が わたしの脳と
つながった。


「◯ー◯」=「ケース」かいっ!?

20210828_154146-13.jpg



「ケース」を平板読み(---)していたために、
わからなかったのだ。

「ケース」は 頭高(!--)で 発音する単語、
というのが、わたしの認識だったから。


近年、特に 若い世代に
平板読みが はびこっていることは、
日々の生活の中で 実感している。

それでも、
これは 初めてのケースで(← ダジャレじゃないよ)
かなり戸惑った。


わたしは 初めて 遭遇したが、
最近は、「ケース」を 平板読みするのが
流行っているのかもしれない。

ただ、「公」の職に就いている以上、
職務においては、本来のイントネーション・言葉を
使ってほしい。

そう願うのは、求めすぎなのだろうか。

※ プライベートでは、どうぞ ご自由に。


もちろん、
地域により イントネーションが異なることは
承知している。

むしろ、市役所(町役場・村役場)という特性上、
地域特有のイントネーション・言い回しがあるならば、
そちらを優先した方が良い、
と 思う。


「説明」の目的は、
相手(そのイントネーションに慣れている市町村民)に
「理解してもらうこと」
なのだから。



今回の、「ケース」という単語を
聞き取れなかった、理解できなかった、
という程度では、
たいした問題は 起こらない。

けれども、相手が
お年寄りや 外国人だったら?

誤解されてはいけないような、重要事項
の説明だったら?

些細な単語から 始まって
従来とは異なるイントネーションの言葉が
増えていった結果、
伝わらないまま 物事が 進行していくことも
起こり得るのでは?


そんなことまで 連想してしまうのは、
たぶん わたしが 暇だから
なのだろう。





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