右に同じく [日本語]
「右に同じく、だ。」
と、高城さんが、よく口にする。
あなたと同意見、という意味だが、
彼は、自分が右側にいるとき -
つまり、自分が 運転席にいて、
助手席にいる人物の話に頷くとき -
でも、やはり この表現をする。
そんな場面に 出くわすと、
わたしは、いつも、首をかしげる。
この場合、相手が 左にいるのだから、
「右に同じく…」なんて 言って、
違和感はないのだろうか。
いやいや、揚げ足を取るつもりはなく、
ただ 単純に、位置関係からして
ん?と 引っかかることはないのかな、と。
慣用句だとは 承知していても、
読んでいる わたしが
なんとなく キモチ悪いのだ。
「『右に同じく』って…
私、高城さんの左側にいるんですけどね。」
いちど、明神さんあたりに
冷たく 言い放ってもらえたら、
すっきりするんだけどな。
と、高城さんが、よく口にする。
あなたと同意見、という意味だが、
彼は、自分が右側にいるとき -
つまり、自分が 運転席にいて、
助手席にいる人物の話に頷くとき -
でも、やはり この表現をする。
そんな場面に 出くわすと、
わたしは、いつも、首をかしげる。
この場合、相手が 左にいるのだから、
「右に同じく…」なんて 言って、
違和感はないのだろうか。
いやいや、揚げ足を取るつもりはなく、
ただ 単純に、位置関係からして
ん?と 引っかかることはないのかな、と。
慣用句だとは 承知していても、
読んでいる わたしが
なんとなく キモチ悪いのだ。
「『右に同じく』って…
私、高城さんの左側にいるんですけどね。」
いちど、明神さんあたりに
冷たく 言い放ってもらえたら、
すっきりするんだけどな。